エモこそすべて

きまぐれ書き付け

アクセシビリティキャンプ#10「目が見えなくてもスト2はできる。全盲ゲーマーと対戦!」で熱い戦いを見てきたよ

一つ前のエントリーと同じ3/25(土)、夕方からはYAHOO!LODGEで今度はこちらのイベントです。

connpass.com

はいイベントはしごはしごー!

 全盲の人がゲームって!しかもスト2?!って好奇心全開で参加していたんですが、結論から言うと「ゲーマーどうしようもないなぁ!w」という感想です。

トゥギャッター貼っておきます。

togetter.com

技術の進化で見えなかろうがやれちゃうようになってきた

中根さん、伊敷さん方の話では「スト2のあたりから音がステレオで左右に振り分けられるようになって、音だけでもキャラ位置やヒットしてるかどうか、技が出てるかどうかがわかるようになってきた」と。

え、左右?!

ヘッドホンしながらゲームとか(据え置きでは)やってないから全然わからなかった……。

ロードランナーも「上キーと右キー同時押しでハシゴ登れることに気付いた」ことで、あとは時間と記憶力を駆使してガンガン進められるようになったと。

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ロードランナー - Google 検索

中根さん、41面(だったかな?)が好きって仰ってたんですが、私その面までたどり着いたことなかったです……ボンクラ晴眼者!

完全に画面見てない(いえ見えないともいうんですが)状態でスイスイこうプレイするのを見ると、イベント趣旨とか忘れて笑っちゃう。

子供のころ友達の家でゲームしてたときみたいに「ああー!!右ー!右ー!(敵が来てる)」とか言っちゃいそうだった。

ご兄弟がいらっしゃった方は、ほぼそのノリで声で手助け(助けるって感覚よりももっと自然なんだろうな)してもらって進めてきたということだったので、なんか全然変わらないですね。

諸熊さんはポケモン世代だったのでそのお話をされていたんですが、700匹全部鳴き声覚えたってー!!!いるよねーそういう子! ……マジか。

実際にプレイしてるときも「あ、これはコダックですね♪」とかバンバン当てちゃうし。(そしてその時の諸熊さんがとてもニコニコしていてとてもラブリー)
なんだなんだ、私らと変わらないどころか、ただのガチゲーマーじゃないか!

もう、ドラクエ2ロンダルキアで落ちまくるとか、ふっかつの呪文まちがるとかのどんより体験がまるで一緒ですよ!

ガチ勢によるスト2は無慈悲、無慈悲

さて、全盲プレイヤー辻さんVSロービジョン(弱視)プレイヤー伊敷さん戦。
双方相手を負かす気で今日に臨んだとのことですが、接戦になったりしつつシーソーゲーム。

周りで見ていた全盲と思しき参加者の方も参戦したり(とてもつよい)、晴眼者(見える人ね)のかつてのゲーマーも参戦(とてもつよい)して、久々の生ゲーム観戦が楽しかった!

もう色々やってるのに辻さんが強すぎて、周りからの声がw

「なんで相手投げられるの……」
「(対戦相手がジャンプして反対側に回ったのに)ぎゃーすぐ振り向いた!」
「往復だ……」
※ベガ使いでサイコクラッシャーアタックを右から左からボコボコにされてあっという間にKOされる。

ついにはめっちゃつよい晴眼者の方が「目隠しで参加してもいいですか?」と、ブラインドスト2大会に。

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これ、初戦は目隠し参戦の方が勝ったんですが、その時右の辻さんはヘッドホンしてなかったんですよね……もうやだ怖いこの人達!

ヘッドホンで音をしっかり聞いて動きを知るわけです。それをしていなかったというのはフリーザ様のあのセリフみたいなもんですよ!

このフリーザは - Google 検索

案の定、ヘッドホンをしたら圧倒的な強さ。

ひたすらゲームしてわいわいした

ゲーム大会では、ぷよぷよをプレイ。
ここでは色弱模擬フィルタ「バリアントール」を使って色弱者の視界でプレイ体験もできました。青と紫が一緒に見えるー!!って、もうどんどんぷよ積み上げちゃってました。
こんな風に見えるんですって。

 あと、nintendo SWITCHでのゲームもやってました。
ミニゲーム集のようなやつで、コントローラを持って傾けることで「ボール何個入ってる?」を当てるCount Ballsというゲーム。
すごいの、この手に感じる「ボールが中で転がってきた、立て続けに複数コツコツンって当たった」っていう感触がリアル!!
UI的にも自然に音声でメニューの状態が流れるのでみんなで楽しめましたよ!うわー自然すぎてうっかり気付かなかったレベル。

おまけ:スケッチノート

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気合と根性的なガッツでゲームするというのもそうですが、新しいゲームはビジュアル面の強化も去ることながら、UI面ちょっと頑張れば全く遊べないってことはなさそうです。

個人的にはビジュアルがとぅるとぅるにきれいなゲームにあまり興味がなく……未だにドット絵を愛しているのでなんともですが。
ものを作るときにはこういったアクセシブルにするひと押しを足せるといいなと。私もそこらへんこれからも意識してみようと思います。