GraphicRecorder出版記念イベント記録
今日はこちらのイベントに参加。
Tokyo Graphic Recorderの屋号の元活動されている清水淳子さんの出版記念イベントで、共にライトニングトークをされたのがベルリンでコミュニケーションプロセスデザイナーとして活躍されている井口奈保さん。
妙に手慣れた描き手の参加者が多い、絵が飛び交うなごやかなリリパでございました。
美術系のアカデミックさが背景にある清水さんのグラレコは絵として洗練されている印象で、特に欧米でのグラレコ関連の情報感度が高い(と勝手に感じた)。描かれるツールにもneulandがあったような。
社内コミュニケーションで起こりがちな 上限関係などによる発言のしづらさ・空気読めな同調圧力、こういった問題を可視化によって解決したいという思いの熱さを間近で感じられ頷くことも多かったです。
こういったコミュニケーションロスは、いわゆる「空気読め文化」な日本に限ったものなのか?井口さんが拠点とされているドイツではどうなのか?といった問いも出ました。
プロジェクトで関わる相手への信頼度が高く、プロセスを軽視するわけではないものの成果物(形としてまず見えるもの)でディスカッションしやすい模様。
いわゆる発言しづらさみたいなものが文化的な下地としても無いことが大きいと。
コミュニケーションプロセス自体を端折ったとしても、アウトプットそのもので、もしくはアウトプットを元に議論はできるという反面、いずれにせよ収束はしないと!という状況は起こるのでそのためにも可視化が役立つということでした。
- 非言語間コミュニケーションの場でのグラフィックによる可視化
- 揉めそうな議論をグラフィックにより和らげる効果
- 自分事の前に「みんな事」にするための可視化
グラレコだけでも奥深いし、グラフィックを使ったファシリテーションが加わってくると、裏方から一転して表舞台のかき混ぜ役を担うことにも成り得るので、グラレコとグラファシの似て異なる部分の面白さもあるから止められない!
それにしても様々なところで描くことにチャレンジしている人が多いイベントで、そういった面でも面白かったです。見知った方や友人はもちろん、今回知り合えた方とまたどこか描く場などで会えたら嬉しいなぁとつくづく。
色んなところで描きながら、自分も他の人も考えたり迷ったり困ったり成長したりしてると思うので、そんな話を持ち寄って活かし合っていきたいと思っています。
ところで、同じグループにワコムの方と居合わせたところ物凄く欲しくなるツールを使っていらっしゃいました。
普通のノートパッドを専用パッドに載せ、専用ペンで描くだけで描画順まで記録できるスグレモノ。何がいいって軽い!しかもお手頃価格!何度もデモしていただきAさん本当にありがとうございました!