エモこそすべて

きまぐれ書き付け

グラフィッカーとして意識したい身体性

メリークリスマス・イヴイヴイヴイヴ!
こちらの記事は、グラフィックレコーディング2 Advent Calendar 2019 の21日目として参加しています。

このアドベントカレンダーは、グラフィックレコーディングに関心がある人、実践している人たちが、ひたすら「グラフィックレコーディング」という共通お題を元に、思い思いのことを書いています。

今年はこのグラレコアドベントカレンダーが大人気で!ここで参加しているのはパート2版です。1のこちらも併せて皆で楽しみましょー!
グラフィックレコーディング Advent Calendar 2019

 

 

今回は、グラフィックレコーディングの実践者である自分、というものを改めて目の前に据えてみました。普段そんな風に捉えることは無く、いつも何かに足掻いているので、ちょっとだけ遠くから眺めています。

2014年?2015年ごろ? チャレンジし始めた頃と大きく変わってきたなぁと感じたのは、描き方よりも身体の使い方や、身体への意識でした。

 

描くにあたり「身体を使ってやっていること」を改めて言葉にしてみた

現場に入って準備をしている間。まず意識をして深めに呼吸をしたり、屈伸や足首をグルグルしたり、準備運動としてストレッチをして身体を伸ばしています。結構大きめに。

足先、手先から身体を温めて、大きな筋肉(大殿筋・広背筋)を動かしてめぐりを良くしていきます。身体のこわばりを解すと、緊張感も少し和らぐし。

ほぐれた自分の身体を使って、今度は会場の広さ、話す人や、それを聞きに来る人たちがどこにどういるか? どういう位置で描くか? いろんなことを身体の感覚を使って測りもします。環境を身体で感じておくようなイメージです。

描く時は、話者に意識を集中もするものの。全体を掴めていると、自分から何かこうセンサーを飛ばして会場を見てるような感覚があって。こういう時は、思いがけずダイナミックさを持ったものが描ける。(計画上だけではない何かが出やすい)

(なんとなくやってたことを、思い出して言葉にしたらこうなのか。へぇ。)

 

身体を使っていなかったころ

当初、大判の紙を前にして描くことにはもちろん慣れておらず。初めて人前で描く機会を得た時は、実践前にまず部屋の壁に模造紙を貼り、長く線を引くストロークの練習をしていました。

でも、本番ではどこか緊張が強くて、そんなに長い線や、強い色を選んでは描けなかったことを思い出します。

無意識に手先や手首で描こうとしてしまって、長いストロークが描けない。で、ストロークの練習をしてはみたものの、いざ模造紙に描こうとすると、集中すればするほど紙面に近付いてる。

離れることがほとんどなくて。なかなか話者の方を向けていなかった時もありました。

 

紙面から、物理的に距離を取る身体の使い方

トークセッションなどを聴きながら描く時に、まず紙から身体を離してみることにしました。一歩といわず、数歩距離を取り、場所が許す限り、全容が見えるような位置に。

手元にポストイットを持って、メモは取りつつ。耳だけではなく身体を向けて聴く。

話者の表情、身体の動き、会場の人の表情や、ふっと出る声。そういったものを一旦取り込むように身体で聴いて溜めるようにしてみました。

話されることを書き留めるように描いていたときとは違い、この溜めの間に自分の中で取捨選択が多少効くようになってきて。

網羅的に話されたことを細かく描くグラフィックレコーディングから、ここが重要だという要素を掴みに行って描くグラフィックレコーディングに変わってきました。

場によって求められる情報の粒度ももちろん違うので、意識的に要素の掴み方をコントロールできるのはかなり大きかった。

 

距離を取ったら、身体を使った大きなストロークが描けた

このコントロールがちょっと意識できたあたりで、急に模造紙サイズを小さく感じることがありました。

要素をドン!と置くために、ダイナミックに線を引くようになって。同時に紙面に対する緊張が減って、どう描くか?に意識も使えるように。

紙から離れたり近付いたりを繰り返し。離れたところから戻って描くときにも、以前ほど近づきすぎず。構造を作る中で、大きなストロークを使うことができるようになってきました。

意識は紙面に置かず、要素をどう描くか?どんなモチーフを使うか?そういったことを手で考えている感じがします。

※本当はここで「どんなメタファーを」って言いたい!w まだそこ苦手なんよねー。面白いんだけどなぁ。 

 

身体を伸びやかに使える状態にするために

そういえば、距離を調整したり、ストロークも大きくできるようになったあたりから、グラレコの翌日に筋肉痛になることも少なくなってました。

3時間とか描いてると太ももや腕に筋肉痛が結構来たんですよねー。 

集中しすぎて小さくなっている時は、やはり身体が硬かったんだろうと思います。余計な力が入らず、身体自体はリラックスして描いているのが今です。

 

そうはいっても、身体にくることもある!

立ちっぱなし長時間&中腰とかになると、どうしても身体に影響はやってくる!

予防策として前日から湯船に浸かってほぐしたり、よく寝ることで幾分軽減させています。終わった後歩くだけでも結構ちがう。

個人的に、アフターケアには岩盤浴ヨガがイチオシです。できれば毎回、本番当日夜か翌日にやりたい。身体を伸ばしてほぐして大汗をかいて。循環させて、温めて。もう完璧……!(サウナでもいいかもー!)

 

身体性とかいってますが、グラレコ(だけ)では痩せません……

こうやって身体性とか筋肉痛とか言ってると、さぞかし身体を使っていて健康的に痩せそうな雰囲気ですが。

終わった後は大体猛烈に食べるので(食べても食べてもお腹いっぱいにならないこともある)、決してそんな事はありません。時に集中は、当日の食べすぎを招きます。

集中してアタマも使う分、おやつも摂取してるしね……。グラレコだけで痩せてたら苦労しない!うわーばかー!!

※この「おやつ」も最近は色々工夫するようになったおかげで、アスリートみたいなもの食べてる人が出てきてる。すっご。

 

えーと。痩せるのは別のことでがんばるとして。

健康に身体を使って、伸びやかに描いていきましょー!私もー!

 

明日のアドベントカレンダーはみーみ~さんです。楽しみにしてますー!